キリの旅

2023年に「ゲストハウス×デンマーク文化"Hygge"(ヒュッゲ)」を立ち上げるために日本全国のゲストハウスを巡ったり、働いたりしてます。広島で半年、福岡市で約1ヶ月ヘルパー経験あり。3月半ばから熊本にある宿で働き始めます。

自分の感情に素直に

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「泣きたいのに、涙が出てこない」

「気持ちは悲しいはずなのに、涙が溢れてこない」

「泣きそうなときになぜか涙をこらえてしまう」

 

昔から自分はこんな子だった。

もちろん幼いときは感情が豊かで嬉しい時はそれを体現していたし、

転んで痛みを感じて泣きたくなったら、すぐに泣いていた記憶がうっすらとある。

 

だけど、身近な人が亡くなったときや誰かと別れるときなどは一切泣いた覚えがない。

 

今もそうである。

 

最近の例だと4年前に高校野球を辞めたとき。

 

小4終わり頃から野球を始めて一時期は辞めたことがある野球だったけどなんとかして続けることができていた野球。

 

通っていた高校の野球部はあまり強くなく、「初戦突破したらすごく頑張った」と言われるほどだった。

 

そして高3の夏、最後の大会である地方予選で私たちはあっけなくコールド負けした。

 

スコアは7回コールド、「2-13」

 

対戦相手は覚えていないが、スコアだけは鮮明に覚えている。

 

それほど悔しかったのだろう。誰もが「勝ちたい」なかで「負ける」というのはやはり悔しい。そして「悲しく」なる。

 

悲しいときは涙が流れてしまう。

 

多くの人が悲しいときに涙を流す。

 

しかし試合に負けたとき、私は泣くことがなかった。

 

もちろん悔しくて、悲しくて、これが今まで続けていた野球の最後だと実感したとき、そんな感情が心から全身に伝わって涙は溢れようとしていた。

 

でも一粒も下に落ちない。地面は乾いたまま。

 

チームメイトは泣いていたのに。

 

気づけば無理やり周りに合わせて泣こうとする悪いクセが出ていた。

 

「周りが泣いているから泣こう」

「周りに合わせて泣かなくちゃ」

 

こんなことを思っていた。

 

そして無理やり涙を出そうとしていた。

 

もちろん周りにばれないように。

一人で。こっそりと。

 

 

なんでそのような行動をしたのか。

明確な答えはわからない。

 

私は感情をあまり表に出さない人だ。

 

なにかと冷静でいたい自分がいる。

 

昨日の夜もそうだった。

 

ちょっとしたモヤモヤやイライラで「あ、泣きそうだな」と感じた。

 

でも涙はこぼれない。

 

私自身あるいは他の人々ももしかしたらそうかもしれないが、

誰かに弱みを見せるときは「怖い」「恥ずかしい」と思ってしまう。

あるいは「弱みを見せた時点で負けだ」とも思っているのかもしれない。

 

だけどこの感情は溜め込んじゃいけないなって思った。

だから「この人になら弱いところ見せてもいいな」って人に電話した。

 

相手はすぐに応えてくれた。声が聞けて嬉しかった。

それだけでも気持ちが落ち着いてくる。

 

幸運なことに人との縁に恵まれていて、「会いたい」と言ったら予定合わせてくれて会ってくれるし、「話を聞きたい」「話を聞いて欲しい」と言ったらすぐに都合をつけてくれる。

 

恵まれていてすごく温かい。

幸せだ。

 

 

その人のおかげで気持ちが落ち着いた。

ホッとした。

外で話してて手は冷たかったけど、心は温かくなっていた。

 

そしてその人が言ったある言葉が自分の心に残っている。

 

「気持ちは溜め込んじゃダメだよ」

 

本当にそのとおりだなって思った。

 

溜め込んでその時は解決しても、またきっと同じことが起きる。

そして爆発させてしまう。

それがもしかしたら喧嘩や言い争いの火種になってしまうのかもしれない。

 

その前にどんな小さいことでもいいから気持ちは溜めずに出していこうと思えた。

その人のおかげでそれに気づくことができた。ありがとう。

 

 

それともう一つ。

 

サイハテ村にいるとき、サイハテ村ゲストハウス管理人のひーちゃんから同じような気持ちになっていたときにこんな言葉をもらった。

 

「自分の気持ちに素直になっていいんだよ。自分の感情は一番自分が分かっているんだよ。それを否定しちゃダメ。否定したら自分自身を否定しているのと一緒だよ。」

 

すごく心に響いてきた言葉で心に刻まないといけない言葉だと思った。

 

「自分に素直に」

 

今までの自分が苦手としていたこと。

 

感情のままに動くことを好まず、直感的に動くのも好きじゃなかった。

 

でもそれは自分自身を否定しているのと同じ。

 

これからも「自分」との付き合いは長い。

生まれてから死ぬまでずっと一緒。

 

それだったら自分自身を否定せず、好きになって愛した方がお得。

 

自分自身を愛したら、相手のことも愛せる。

自分自身に優しくしたら、相手にも優しくできる。

 

じゃあ

 

自分自身に素直になったら?

 

まだまだ素直さが足りない自分だけどその答えはきっとすぐに見つかると思う。

 

 

 

自分に素直に生きよう。

 

 

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。

次のブログでは「約3か月滞在したサイハテ村での生活の集大成」的なのを書きます。

どんな感じで書き上げることができるのかわからないけど、あるがままに書いてみようと思います。

もしかしたら途中で泣き始めてPCが壊れて投稿できないみたいなことも起こるかもしれません(笑)

その時は察してください(笑)

 

これを書いているのが夜中の3時。

バレンタインデーの日に何やってんだとか思ってますが、、

「直感的に」これを書きたくなったので書いています。

「自分の気持ちに素直になって」書き上げました。

おやすみなさい。